F5200 差圧式エアリークテスター

F5200 Leak Tester

f5200

ATEQ F5200は、5年に渡る研究開発の末に完成した万能型リークテスターです。

セットアップ・メンテナンス・サービス・アップグレード等のすべての面においてシンプルであることを追求しました。
タッチパネルディスプレイの採用により、リークテストに馴染みの無い方にも快適にお使いいただけます。

さらに、テスター内部に凝縮された最新のリークテスト技術により、業界で最も速く正確なリークテストを実現します。

タッチパネルディスプレイ:

F5200のタッチパネルディスプレイはシンプルかつ直感的な操作を可能にしました。

私達がF5200を開発する上で意識したことは、リークテスト分野に馴染みの無い方にも分かりやすいインターフェースを作り上げることでした。

そして、タッチパネルディスプレイ上で各パラメータを象徴するアイコンを組み合わせることにより、F5200のPlug & Playインターフェース化に行き着きました。

Plug & Playインターフェース:

WYSIWYG "What You See Is What You Get"(見たままが得られる)

ATEQ F5200の新型インターフェースは、リークテストに関わるすべての方にリークテスターの設定を"楽しい"とさえ感じさせてくれます。

  • 生産技術者 → テストパラメータの設定を簡単に行うことが出来ます。
  • 検査作業者 → 測定結果を明確に読み取ることが出来ます。
  • 品質管理者 → 欲しいデータを瞬時に得ることが出来ます。
  • トレーナー → 新任者に対してリーク試験の概要を簡潔に伝えることが出来ます。

完全上位互換 I/Oコネクタ

F5200の最も重要な仕様のひとつに、ATEQの旧シリーズ製品のI/Oを引き続き採用している点が挙げられます。
全てを再プログラムする事無く、PLC等の既存外部設備との接続が可能です。

さらに、F5200はEthernetやUSB等の最新インターフェースを追加採用しており、旧シリーズの「完全上位互換」であることを確認いただけます。

ラボでの使用にも適しています

ATEQのリークテスターは生産ラインだけでなく、試作品の評価や品質解析等を目的としたラボでの使用にも適しています。

これらのテストでは、コンパクトな筐体、使い勝手の良いインターフェース、多様な検証パラメータやテスト結果を保存出来る大容量メモリが必要とされます。F5200はこれらのすべてを兼ね備えています。

充実した補完機能

小容量部品検査

ATEQ F6シリーズの「ミニバルブ」は小容量部品検査用に開発されました。

差圧式リークテストの世界において容積は大きな敵です。容積が大きくなるにつれ、検査に要する時間が長くなってしまいます。

テストワークが数cc程度の小容量部品の場合、ワーク内容積に比べテスト配管や治具、テスタ内部空圧回路の容積の方が大きくなりがちです。

ATEQ 標準バルブは既に競合他社製品の約1/2の内容積となっていますが、さらに0.5cc/minのリーク量に対し最速0.2秒でのテストを可能にするミニバルブを開発しました。

温度補正

当技術はATEQ製品の最も大きな特長の1つです。単に温度変動を補正するだけでなく、得られたテスト結果を学習し、より適正な補正値を適用します。

電空レギュレータと急速加圧

当技術もまた、ATEQ製品の最も大きな特長の1つです。
いくつかの例では、テストワークへの加圧時間が合計サイクルタイムの1/3以上を占める場合があります。

ATEQの革新的な電空レギュレータ制御技術により、短時間でワークのエア充填が可能になります。

また、「急速加圧」はワークを素早く加圧するだけでなく、安定時間の短縮にも繋がります。

高圧検査

F6シリーズは多様な圧力レンジにより、テスト圧力 8MPaまでのリークテストに対応しています。  (※日本では5MPaまで対応可能です)

シールドコンポーネントテスト(密封品検査)

「リークテストを検討されているワークは密封品ですか。」

F6シリーズの「シールドコンポーネント」機能は密封品の検査を可能にします。

「密封部品について何がそれほど特殊なのか?」
では一体、密封品の何がそれほど特殊なのでしょうか。
差圧式エアリークテスタでは、密封品のファインリークを検出することはさほど問題にはなりません。むしろグロスリークを検出することが問題となります。

もしテストワークにグロスリークがあった場合、加圧工程時にテストワーク内部まで加圧されてしまい、それ以上の圧力降下は見られなくなってしまいます。

そこで、ATEQはリークテスト実施前にボリュームテストを行うことでグロスリークを検出する技術を開発しました。当技術は特許を取得しています。

ATEQ リークテスタ製品群は大きく6つの異なる測定方式に分類されます。世界中の多くのリークテスタメーカーは、それぞれ限られた分野に特化した技術を持っていますが、ATEQはこれらすべての分野に精通しています。

50名以上もの開発エンジニアチームがお客様の課題に取り組み、それぞれの計測技術を日々向上させています。

差圧式測定

一般的に、差圧式測定は基準となる漏れの無いマスターワークを使用します。マスターワークとテストワーク内で同様の圧力変化や温度変化が起こる為、これらのテストへの影響を受けにくくなります。
したがって、テストワークからの漏れのみが差圧センサにより検出されることとなります。

差圧式測定の2つめのメリットは、テスト圧力により測定精度が低下しないことです。なぜならセンサは2つの回路における微小な圧力差を測定しているからです。ここが、大気圧に向けての圧力降下を測定する従来の直圧式測定と異なる部分です。

リーク測定レンジ(Pa/s) :  1 - 5000Pa/s
(リーク測定レンジ(cm3/min) : テストワークの内容積により変動します)

最大分解能: 0.1 Pa

直圧式測定

差圧式測定に対しシンプルな原理の直圧式測定は、テストワークの内部圧力と大気圧を比較します。
直圧式測定は、非常に高い測定精度や短い測定時間が要求されない場合に用いられます。

リーク測定レンジ(Pa/s): 10Pa/s - フルスケール
最大分解能: 10 Pa
最大テスト圧力: 4MPa

連続フロー測定

しばしばマスフロー測定と比較される連続フロー測定は、差圧センサと非常に高精度なラミナーフローチューブ(層流管)により流量を測定します。
テスター内部に搭載されたボリュームにより、非常に安定したフローを得ることが出来ます。

連続フロー測定は、生産ライン上でガス器具の流量をリアルタイムで測定するガス業界に最適です。

作業者は、テスターに表示されたリーク量をリアルタイムで監視しながら、ガス器具の各接続部の締り具合を確認することが出来ます。

リーク測定レンジ(cm3/h): 0 - 100cm3/h または 0 - 1000cm3/h
最大分解能: 0.1cm3/h
最大テスト圧力: 50KPa

ラミナーフロー

時に、リークは「小さなフロー」、フローは「大きなリーク」と表現されます。もし許容されるリークレベルが他のテスト方式には大き過ぎる場合、ラミナーフローテスターの出番かもしれません。
フローはテスト回路とテストワークのリークホールの間で発生します。

ラミナーチューブ(層流管)の両端に差圧センサが接続されているのが特徴です。

あらゆるフローは、ラミナーチューブ(層流管)の入口と出口で圧力差を生じます。この圧力差が差圧センサにより測定されます。

フローレンジ(L/h) : 5 / 30 /150 / 500 / 1500 / 4000 / 10000 L/h
最大分解能: >フルスケールの1%
最大テスト圧力: 350KPa

マスフロー測定

マスフロー測定は、ラミナーチューブ(層流管)を通過したエアの質量を流量に変換します。テストワークに漏れがあると、マスターワークからテストワークに向けてフローが発生します。このフローによりエアがマスフロー検出部を通過し、cm3/minの様な体積流量への変換が行われます。

従来のマスフロー測定と異なり、ATEQのテスターはリセットすること無く「大リーク」の測定にも対応が可能です。
また、マスフロー検出部に熱エレメントを使用していませんので、ゴミや塵等の不純物に対して強い構造になっています。

テスター内部の各空圧回路に高圧検査のノウハウを適用、2MPa(2000KPa)までのテスト圧力にて高精度の検出を可能にしました。

最後に、ATEQのマスフロー測定は工場内の厳しい条件においても最高の結果を得られる様に最新の温度補正機能を備えています。

フローレンジ(cm3/min): 2 / 20 / 200cm3/min
最大テスト圧力: 22MPa

イオン測定

ここまで、エアを利用した測定方式についてご紹介しました。
今回のイオン測定では電気を利用します。
絶縁性のテストワークを挟んで、アース電極に向けた電極プローブの先端に高電圧を印加します。テストワークにピンホールがあれば、アースからプローブ先端に向かってイオンが移動します。
このイオンの移動が引き起こす電圧降下によりピンホールを検出します。
イオン測定では、例えばcm3/minの様な単位でのリーク量を測定することは出来ませんが、ピンホールの有無の検出に関しては最速のテスタです。
これまでにサイクルタイム0.7秒以下でのピンホール検出を実現しています。

リークレンジ: テストワークの材質やピンホールの大きさにより変動します。

周辺機器

ATEQ製品に対応したオプション(別売)のアクセサリー・追加機能を多数ご用意しています。リークテストに最適なテストステーションの構築をサポートします。

リモートコントローラー

MINI FC6

Yバルブ・ミニYバルブ

YバルブとミニYバルブは電気と空圧にて駆動します。
テスト経路の切替弁や外部排気弁として使用します。
テストへの影響が最小限になる様に設計されています。

CDF: リーク・フロー校正器

CDFは、リークテスターやフローメーターのフロー校正に使用します。同様に、マスターリークやマスタージェットの校正も可能です。
コンパクトかつシンプルなCDFは、すべてのリークテスター・フローメーターの精度・繰り返し性のチェックに最適です。

自動クランプエアー出力ポート(×2)

2つの自動クランプエアー出力ポートから、テストサイクル中やあらかじめ設定された条件下(テストスタート時、テスト終了時、OK判定時、NG判定時 等)にエアーが出力されます。
外部PLC等のリレー回路を用いることなく簡易治具のクランプ制御が可能です。

電空レギュレーター

電空レギュレーター制御技術により様々なテスト圧力の自動調整が可能です。
また、短時間でワークのエア充填が可能になるだけでなく、安定時間の短縮にも繋がります。

デュアル圧力制御

テスター1台の中に2つの異なるレンジのレギュレーターを搭載することが出来ます。
例えば1つのワークに対して正圧及び負圧のテスト圧力が必要とされる場合等に便利です。

マスターリーク・マスタージェット

マスターリーク及びマスタージェットは、リークテスターやフローメーターの校正に使用します。
テスト回路上に一定のリークまたはフローを作り出し、テスターがその数値を正確に測定しているかをチェックすることが出来ます。

自動クランプシールコネクター

自動クランプシールコネクターは、空圧でソフトラバーを押しつぶすことで、製品の内部もしくは外部からワークをクランプします。
別オプションの自動クランプエア出力ポートと組み合わせることで、素早く簡単かつ安価にワークをクランプすることが出来ます。

フィルターキット

Winateq300 テスト解析ソフトウェアー

Winateq300は、Windowsベースのアプリケーションに対応したテスト解析ソフトウェアーです。
測定中の圧力変動をリアルタイムで曲線グラフ表示します。また、テスト結果の統計収集、テストパラメーターの編集やバックアップ等も可能です。

サーマルプリンター

ATEQ機器のRS232ポートへ接続し、テスト結果、テスト日時やテストパラメーター等をASCIIフォーマットにて印刷することが出来ます。
ラボや生産ライン上のおけるテスト結果の自動印刷に最適です。

ご質問・ご相談等ございましたら、
お気軽にお問合せ下さい。